電車の中で、座って携帯のメールを見ていたら、横に座っていた女性が、居眠りを始めた。
徐々に、オレにもたれかかる。
肩まで伸びた髪が、ハラリとオレの顔に触れた。
あっ・・・
イイにおい。
いちおう、仕方ねぇな！という顔をしながら、内心はすげぇうれしかった。
まるで、恋人同士みたいなかんじで。
このまま、しばらくこのままにしておこう。
オレは、その余韻に浸った。
やがて、しばらくして、女性が目を覚まし、電車を降りていった。
快速の駅を、４つもオーバーして降りた。
オレに迷いは無かった・・・今晩のオカズは決まった。
